松阪牛の美味しい食べ方について
松阪牛の霜降り肉の美味しさの秘密
松阪牛と言えば高級な牛肉の代名詞として有名です。その中でも松阪牛の霜降り肉は牛肉の赤身に刻まれた白く鮮やかな繊維が入り、見た目にうっとりするほどの美しさを持っています。
こういった霜降り肉というのは現在の牛肉の格付けの指標にもなっています。
ではなぜ松阪牛はそんな格付の中でも最上位に位置していて松阪牛の霜降り肉は美味しいんでしょうか。
それは他の牛肉と比較して脂の溶け出す温度が低いからです。 そして松阪牛の脂は肉全体に細かく均一に散らされていて脂に熱を加えると脂肪の部分が溶け、その周りの赤身肉がときほぐされるのでとろけるような口当たりを感じることができます。
さらに松阪牛の脂はサラっとしていてしつこくないので肉本来の甘味と香りを楽しむことができます。
最も松阪牛の美味しさが引き立つ焼き方について
お肉は、旨味を逃がさないように、高温で焼く。それも強火で焼くことで、肉の表面のたんばく質が急速に固まり、薄い膜ができます。
この膜が肉の旨みを閉じ込め適度な焼き加減により更なる風味と香りを醸し出します。
ただ1点注意したいのが、あまり焼きすぎないということです。美味しく食べるためについ長く焼きたくなると思いますが長く焼いてしまうとお肉の旨みを逃がすことにつながります。 そのためお肉の表面の色が変わるくらいが口の中でふわりととろける食感を楽しむための最適な焼き加減になります。
松阪牛のステーキの焼き方(美味しい食べ方)
まず下準備として松阪牛のステーキを焼く30分前に肉を冷蔵庫から出し常温に近づけるようにします。
焼き脂には付属の牛脂をつかってください
塩・コショウは焼く直前に振ってください。塩コショウして寝かす必要はありません。
フライパンを熱し牛脂を入れ溶かし、次に松阪牛を入れ強火で表面に軽い焼壁をつくります。
弱火のフライパンに入れてしまうと焼壁ができずせっかくの美味しい脂が流れ出てしまいます。
焼き壁ができたら裏返しましょう
お肉を裏返したら弱火でじっくり焼いてください 血が浮かび上がるのを目安に焼きます。
血がにじんできたらミディアム、肉を押しても血が出なくなり弾力が無くなればウェルダン、余熱でも火が通るので焼き過ぎないように注意しながら、最高の素材松阪牛を味わってください。